今週末は、下の子を連れて、恒例の楽田クラブでの農業体験と、目黒区美術館のワークショップで絵画の体験をしてきた。
朝起きて、子達が茶道教室に行っている間に、私はジョギングがてら世田谷公園で土を採集した。ワークショップのテーマは「土の絵の具で遊ぼう」ということで、自分の身近な場所の土を持ち寄ってそれを絵の具にして絵を描くそうな。アパート住まいの当家には庭がないので、世田谷公園のプレーパークの土を使うことにした。
それを持ち帰って、ベランダで干す。どうでもいいことほど頑張ってしまう症候群。
茶道教室の子を回収して、中目黒公園の楽田クラブへ。今回は、カカシの修理と、稲の花の観察と、野菜の収穫および調理。うちの班のカカシは何者かに頭を奪われていて、目黒にも民度の低い輩がいることにがっかりしつつも、気を取り直しておさげの女の子の顔を作り直した。
稲は順調に育っていて、穂も実って頭を垂れ始めてきていた。
芋の蔓で味噌汁を作るということになり、収穫作業と調理をした。芋の蔓は、臭みのない蕗のようで美味だった。
大葉と胡麻のおにぎりも作ったが、こちらも美味しかった。自分でこしらえたものはなんでもうまい。
目黒区美術館に移動して、ワークショップに参加。当家の面々は芸術に疎いので、ここに来たのは始めてだが、ちゃんとした美術館が地元にもあるってのは素晴らしい。フィンランド陶芸展というのを開催していて、その一環として土を使ったワークショップを開催してくれたらしい。
美術館のスタッフの方々や、多数のボランティアの方々が運営をしてくれていて、アットホームな雰囲気で絵の具を作ったり絵を描いたりしていく。土を篩にかけて糊と混ぜるだけでちゃんとした絵の具になる。それを使ってまずは妖精を描いた。持ち込んだ世田谷公園の土は緑っぽい色だが、東大駒場キャンパスの土は赤っぽかったり、区民センターの土は黒っぽかったり、他のところのは黄色っぽかったりして、土だけでもそれなりにカラフルな絵が描ける。それでいて、土ならではの暖かい色に支配されるというのが面白いところかな。
さらに、8m * 4mの巨大キャンバスに参加者みんなで絵を描いた。フィンランドの森をイメージして好きなものを描くというのがテーマ。最初は何を描いていいかわからなかったが、適当に木の枝を描いているうちに面白くなってきて、おそらく他の参加者もそんな感じで、終了時にはキャンバスいっぱいに思い思いのキャラクターが出現していた。
ケーブルテレビの人が取材に来ていて、今回の活動の様子はWebでも配信されるそうな。それにしても、このイッツコム地元ニュースの人々とは何回も遭遇してインタビューされている。地域のイベントをよくチェックする当家としては、彼らと活動範囲がかぶるのは道理だ。地縁の薄いこの東京で金の力に頼らずに文化的に生きるには、地域の施設やイベントを活用するのは重要だ。そういえば茶道教室も区民センターの活動だし、目黒区もなかなか充実している。
おまけ。上の子が9歳になったので、手巻き寿司とアイスケーキで誕生日パーティをした。プレゼントは、彼女が欲しがっていた本を4冊。今後とも健康で文化的に育って欲しい。
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