田植え

月に一度のお楽しみ、中目黒公園の楽田クラブで、田植えをしてきた。ここでの農作業が楽しくて仕方ないらしいことが写真から伝わってくる。M.Zuiko 45mm F1.8。

先月に「田起こし」をして水が張ってあった田んぼだが、今回は「代掻き」（しろかき）をして水と土を攪拌することから始めた。そうすることで根が張りやすくなる。この作業が最も泥だらけになると聞いていたが、顔や服にちょっと泥がつくくらいで着地。絵面的にはもっと攻めてほしかったところだが、他の参加者に泥をかけるとバツが悪いので、まあこんなところか。MZ45。

田植えをした後に｢早苗饗｣（さなぶり）という豊作祈願の食事をする風習があるそうで、公園内で小松菜とネギを収穫してミニ早苗饗を催すことに。小松菜は花も食べられるって知らなかった。M.Zuiko 25mm F1.8。

そうこうしているうちに、代掻きで混ざった泥が沈殿して田植えできる状態になったので、いよいよ苗を植えていく。根が浅すぎると後で浮いてしまうし、深すぎると葉が成長できないので、加減が難しい。縄のグリッドを使って等間隔に植えたのだが、偶数列は行半分だけずらすデルタ配列にした方が同じ苗間隔の条件下では最密充填できそうだなぁなんて思いながら見ていた。MZ25。

そして早苗饗。蒸したもち米を手で揉んでおはぎを作り、そして小松菜とネギの味噌汁とともに食す。小松菜もネギも農家が出荷したそれらとは違って硬くて筋張っていたけど、素朴な感じがして美味かった。Leica Summilux 15mm F1.7。

母の日ということで、公園内に咲いている矢車菊を分けてもらったので、家に帰ってメッセージカードを添えて飾ってみた。MZ25。

おまけ。昼飯はよく行く近所のパスタ屋に行って、いつも通り大盛りを二人で分けて食べたのだが、「小学生以上は一人一品お願いしてるんです」と言われてしまった。うーむ。確かにシェアされると子供の分だけ席を占有される割に売り上げが伸びないから店として非効率なのは分かるし、そんな中でも幼児にはシェアを許してくれているだけ有難いとも言えるのだが、ちょっと悲しかった。まだ体重18kgの子が大人と同じ量を食い切ることはできないので、残念だけどその店には数年は行かないだろうなぁ。一人一品とかデルタ配列とかそういうせこい最適化は大局的には損なのではないか。LS17。

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