豪鬼メモ

一瞬千撃

公道デビュー

自転車大好きな下の子には各所の交通公園やサイクリングコースで数多く乗らせていたのだが、ついに彼女を公道デビューさせてみた。
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この年代の子供にとっては、交通事故が最も恐ろしい。厚生労働省の統計によると5歳から9歳の子の死因の1位は「不慮の事故」で、その半数は交通事故だ。子供だけで外を歩かせるリスクはブログやSNSで顔バレしているリスクの比にならない。なので当家では通学時には学校まで見送りするし、公道を歩く際には手を繋いで子に端を歩かせるのを徹底しているし、公園等への外出時には親の自転車の後席に載せるか公共交通機関を使っている。とはいえ、いつまでもそんなことはやっていられないので、最近は交通ルールとマナーを教え込んで積極的に前を歩かせるようにしている。自動車学校の教官のごとく、「そこ左右確認!」「鏡があるってことはどういうことだ?」「車の陰から出るときはどうすんの?」などと指導している。
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先日、ポニー教室の帰りに、下の子がどうも姉の自転車に乗りたそうな顔でこちらを見ていた。そこで、まだちょっと早いかなとも思ったが、家まで自転車で行かせてみた。ちょっとフラフラしていて心配だったが、歩きの時と同様に後ろから指導していて、うまいこと家までたどり着いた。それからちょこちょこ公道実習をしている。自分で椅子の高さを調整してから乗っているあたりが偉い。
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小学校入学後の放課後生活は、もっぱら碑文谷公園の動物クラブとポニー教室である。家ではいつもグニャグニャしていてお片付けだけでも手こずるのに、動物クラブだと一転して働き者を演じているのが面白い。叱るより、環境を与える方が効果的だ。
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ポニー教室では風車という軽乗の技に取り組んでいる。馬上でくるりと後ろ向きに体を回転させてからまた前に戻る技なのだが、簡単そうに見えて意外に難しいそうな。写真だと伝わりにくいが、馬の背中の揺れはなかなかのものなのだ。
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歯が初めて抜けた。給食中にぽろっととれたらしい。当家では抜けた乳歯はドイツ風に小箱に入れて保管することにしている。子供のためというより、虫歯にならないように仕上げ磨きを続けた親の執念の証なのだ。
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上の子も同様に小学校と碑文谷公園を中心にして生活していて忙しい。小学校と英語学校と学習塾の宿題もやらなきゃならないので家でも忙しいのだが、今期から学校の指示で日記も書くことになった。なんでも国語力を強化するキャンペーンだそうな。せっかくだから日記を楽しく書くノウハウを研究した方がいいかもな。やらされてるからやるってんじゃわざわざ時間を割いているのが勿体無いので。
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英語学校の宿題の方がもっと大変になってきた。英作文が始まったからだ。彼女はこれまで通って来た甲斐あって会話の聞き取りや基本的な意思表示はできるっぽいが、自由作文をするには語彙も文法も全く足りていない。仕方ないのでヒントと称して多くの単語をその場で教えているのだが、それじゃあ作文の訓練にならないし、私がつきっきりじゃないといけないのは正直しんどい。
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英語学校の週一の授業だけではついていけなくなってきたということだ。家でも英語を使う時間を設けなければならない。しかし、既に忙しいわけで、あまり長時間の時間調整はできない。そこで、さしあたっては1日10分程度の音読の時間を設けることにした。いきなり文法を教えると英語が嫌いになること受け合いなので、まずは語彙を増やすことに専念する。どの教材を使うかが悩みどころである。単語帳やフラッシュカードのように単語だけ覚えるのは辛いし定着も悪いことは私が身にしみてわかっていることなので、文を読ませたい。しかし、童話や詩を読ませる教材は実用性と網羅性がなさすぎる。マザーグースなんてコンシートが高度すぎて全くついていけない。そこで、絵と例文が入った辞典系の教材を使うことにした。

日本製のはだいたい片仮名が振ってあるからダメ。ここで片仮名発音を覚えられてしまっては今までの投資が台無しになってしまう。ジュンク堂の洋書コーナーを探したところ、このJust Look 'n Learn English Picture Dictionaryというのが一番良さげだった。分量と語の選択がちょうどよく、例文が簡潔で、絵がわかりやすい。これを毎朝10分、私と上の子で一緒に音読することにした。発音は娘の方がいいので、その点では私が教えてもらう形になる。まだ1回しかやってないけど、結構楽しかった。できるだけ続けたい。
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子の世話を焼き過ぎだという自覚がある。なんとなく「子供 勝手に育つ」でググってみたところ、いろんな見方があって面白い。「勝手」も「育つ」も客観的に定義できないので言葉遊び以上の意味がない議論なのだが、勝手に育つ派の意見もなかなか興味深いと思っている。「教育に労力や費用をかけないでもそれなりに立派な大人が育った」のが真だとして、それは立派じゃない大人と立派な大人を分けているのが前提であって、じゃあ両者を分けるのは何なのか。生理的な要因で優秀で分別のある子供が育ったり逆の結果になったりというのは親の教育姿勢とは独立して発生すると仮定し、その他の制御できない偶然もノイズとして無視すると、考慮に値するのは教育しかないのだ。ここでいう教育とは家庭や学校や放課後の生活環境の設定も含む。つまり、勝手に育つ派は、意図的か否かは別にしても教育の成果として立派な大人を育てたにも関わらず、それにかかる労力や費用を負担に感じていないということになる。子育てが終わって大変だったことを忘れちゃっただけかもしれないし、親の能力や経済力に余裕があるほど教育にかかる困難が減る傾向はあるだろうが、中には本当に費用対効果が高くて再現可能な教育姿勢を見出せるパターンもあるだろう。それが何なのか、私は知りたい。

Just Look 'n Learn English Picture Dictionary (Just Look ©n Learn Picture Dictionary Series)

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