豪鬼メモ

一瞬千撃

ブロンプトンの小ネタ三つ

ブロンプトンを折り畳んだ際のチェーンカバーをホースで作った。また、防犯登録をビニールテープで隠した。さらに、Selle SMPのロゴを黒い反射板で換装した。

ホースでチェーンカバー

ブロンプトンは折り畳んだ際にチェーンがサンドイッチされて外側に触れにくい設計になっているのに感心するところだ。しかし、チェーンリングの後ろ側の端だけは出っ張ってしまうので、そこに触れて衣服を汚してしまうことがある。特にチェーンリングをガイドなしのものに変えたり、純正でも軽量化のためにガイドを外している場合、この問題は顕著になる。輪行カバーをつければこれは防げる、ちょっとした用事の度に輪行袋をかけるのは面倒だ。

そこで、出っ張ったチェーンリングにだけカバーをかける方法を検討したが、細めのホースを使えばうまくいくことがわかった。ホームセンターで外径8mmから10mmくらいの細めのホースを買う。1mで90円くらいだ。それを22cmくらいに切り、鋏で縦に裂く。ホースは自然に曲がっているが、その場合内側の縁を裂くと良い。あとは、車体を折り畳んだ状態でチェーンリングに被せればOKだ。ホースの復元力でチェーンが挟まれるので、ずれることはない。指を汚さずにつけるにはちょっとコツがいるが、慣れると10秒もかからずにできるようになる。

走行する際には、ホースを外して、二つに折りか三つ折りにして、フレームのハンドル側の空間に入れておけば無くす心配もない。ホースの復元力で勝手にフレーム内に密着するので、ずれたり落ちたりもしない。なお、フレームの中心側の空間には賀茂屋の輪行袋が入っている。

ちなみに、この施策を実施する前には、私のズボンは常に盛大に汚れていた。エスカレータを使わない主義なので、畳んだブロンプトンを担いでかなりの段数の階段を登ることになり、どうしても持ち替えの際にチェーンリングがズボンに触れてしまうのだ。オフィスの入口の警備員の人には訝しがられていただろうが、キャラを覚えられてある意味顔パス的な感じにもなっていた気もする。

防犯登録シールをビニールテープで隠す

私のブロンプトンは基本的に全てのパーツを黒か銀にしている。フレームは黒で、さらにブラックエディションなのでホイールやシートポストなどのパーツも黒だ。そして、ペダルを交換したのでペダルの反射板のオレンジはなくなったし、その他の全てのパーツも黒か銀にしている。例外は反射板と防犯登録シールだ。反射板が赤いのは法的な要請なのでどうしようもないが、昼間はそんなに明るい色ではないので許容範囲だ。しかし、防犯登録シールの明るいオレンジだけはいただけない。

防犯登録をすることは法律による要請なのだが、車体に防犯登録シールを貼っていなければならないとはどこにも書いていない。したがって、剥がしてしまっても法的には問題ない。とはいえ、警察官に職質された時には基本的に防犯登録を確認されるので、その際にシールが貼っていないと車体番号の確認などの手順に移行して、無駄に時間がかかるらしい。若い頃はかなり頻繁に職質された私だが、40過ぎてからはなぜだか頻度が下がった。とはいえ2年に1度くらいは職質されるため、いちおう防犯登録シールは貼った状態にしておきたい。

防犯登録シールを目立たない位置に張り替えることも考えたのだが、目立たないが視認できる位置というのはなかなか難しく、また接着剤が強力なので張り替える作業が面倒くさい。なので、100均で買ったビニールテープを上から貼ってしまうことにした。こんなんじゃすぐ剥がれてしまいそうだとも思ったが、意外なことに雨に濡れたくらいでは全く剥がれない。職質された際には、剥がせばいい。剥がしたら、また新しいのを貼れば良い。頻度が高くないので、多少の面倒は許容できる。

やはり防犯登録シールがないと精悍な姿になる。あのオレンジがあると、画竜点睛を欠くといった状態だったが、それがないだけで引き締まった感じがする。欲を言えば反射板も黒くしたいのだが、それは違法だし、後ろから轢かれたくないので出来ない。

Selle SMPのロゴを黒い反射板にする

ブロンプトンのサドルにはSelle SMPのVT30Cをつけているが、乗りやすさと走行性能が両立できて、外見も外連味がなくて気に入っている。ただし、サドルの後ろについているSelle SMPの白いロゴが気になる。防犯登録シールが見えなくなって黒に統一された車体になると、なぜサドルの後ろだけ白いのかと思ってしまう。パーツメーカーが自社のロゴを提示するのは誇りと販促の要請により当然であるが、そこまで目立たせなくてもいいんじゃないか。確かに、他人の後ろを走っている時には暇つぶしに車体や各種パーツのメーカーを品定めすることもあるので、その際に目立つロゴであることは有利かもしれない。ただ、BROOKSみたいに渋いロゴならいいのだが、Selle SMPのロゴは白すぎる。サドルが黒基調なら、ロゴも黒基調にしてほしいところだ。

ロゴが目立つのが嫌なら、剥がしてしまえばいい。カッターナイフを貼り付け面に滑り込ませれば、簡単に剥がせる。万が一後で戻したくなっても大丈夫なように、慎重にやって無傷でロゴを剥がす。

ロゴの跡地はそのままでもいいのだが、元々あった反射板の機能は復活させたいところだ。しかし、黒基調は堅持したいので、普通の反射板は付けたくない。そこで、3Mの黒い反射シートを買ってきた。剥がしたロゴで型取りすれば、ちょうどいい大きさに切り取るのは簡単だ。で、貼ってみると、貼る前と区別がつかないくらい目立たない。期待通りだ。

反射板としての機能はどうかというと、正直いまいちだ。白い反射板に比べると黒は40%ほどの反射係数しかないらしい。とはいえ、入射方向に反射を返す再帰反射をするだけ、単なる白色や黒色の板よりはマシだ。まあ、気休めだけど。どうせ車体側の反射板の赤は変えられないのだから、サドルにつけるのも赤い反射板でも良かったかもしれない。その気になればいつでも変えられるけど。

まとめ

ホムセンや100均に行くだけでも、ちょっとしたカスタマイズならできる。特にチェーンリングカバーはおすすめだ。