豪鬼メモ

一瞬千撃

折りたたみ自転車Bromptonを購入

折りたたみ自転車(フォールディングバイク)が静かなブームなのかどうか知らないが、近年になって実用的なものが増えてきている。中でもコンパクトかつ軽快な走りをするという噂のBromptonブロンプトン)を買ってみた。

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4歳の誕生日

下の子が4歳になったのでいろいろお祝いをした。「子供は三歳までに一生分の親孝行をする」とかいう文が記憶にあって何かの諺かなと思って調べてみたが、どこぞの現代作家が小説や随筆に書いたのが引用されて広まっているだけのようで、由緒ある言葉ではないようだ。ともあれ、純粋無垢な可愛さを放つ3歳という時期はもう来ないのだなあと思うと何だか感傷的な気分にはなる。

前祝として、キッザニアに行ってきた。平日じゃないとやたら混むという噂なので有給とって行った。レンズはM.Zuiko 45mm F1.8を選択。親は子供の「職場」には入れないので、5m以上離れて撮るしかなく、それには中望遠レンズが最適だ。歯医者やらハイチュー工場やらパン屋やらで大忙しである。子供たちいわく「ディズニーより楽しい」ということなので、値上げしたネズミの国に代えて今後はこちらに通うことになるやもしれぬ。
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早咲きの桜で一足早い春

下の子と散歩。代々木公園の入り口から園内を見回すと、遠くに桃色の茂みが見えた。そこだけ桃源郷のようである。河津桜だろうか。E-M10にM.Zuiko 17mm F1.8で撮影。絞りはF4.5だったが、もうちょい開けたほうがよかったな。
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ImageMagickのビット深度と画質劣化 その2

ImageMagick量子化ビット深度について以前の記事で述べたが、そこで16ビットと32ビットの挙動が同じだったことが疑問だったので、もう少し調べてみた。結論としては、-gammaオペレータが32ビットに対応していないのが原因である。代わりに-levelオペレータのガンマパラメータを使うと、16ビットと32ビットで違いが出るようになる。

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バレンタインデー

早朝に英語のレッスンがあったので終わってから二度寝していたところ、子供達に起こされた。やたらニヤニヤしつつ、いいことがあるからとのこと。もちろん何かはピンときたけれども、知らぬふりしてリビングに行ってみると、はいどうぞと満面の笑顔のプレゼント。
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ImageMagickのビット深度と画質劣化

写真のレタッチでよく言われるのが、加工すればするほど画質が劣化するという話である。画像処理の際の画質の劣化は量子化誤差に起因する。多くのレタッチソフトは各チャンネルの情報を16ビットで持つため、何か処理をするたびに、各ピクセルの各チャンネルの計算結果を0から65535までの16ビット値に丸めることになる。そういった操作を何度もやるとその誤差が蓄積されるというわけだ。例えば、20%グレーの値は13107だが、それにガンマ補正0.84をかけるとすると、(13107 / 65535)^(1/0.84) * 65535で 、9646.42になる。これは実際には9646に丸められて保持されるので、-0.42の誤差が発生する。65535分の-0.42なんて誤差は小さいようにも見えるが、この誤差は以降の演算で増幅されていく。

同じ問題がファイル保存形式のビット深度でも発生する。例えばJPEGは8ビット固定なので、画像処理の結果をJPEGに書き出すと、JPEG圧縮による劣化を無視したとしても、8ビット量子化の誤差が画質を大きく劣化させてしまう。しかし、ファイル保存形式の量子化誤差は、RAWから最終出力までの画像処理を同一ソフトウェアで一気にやってしまえば回避できる。ファイルに書き出すにしてもTIFFPNGなどのビッド深度を指定できる形式にして16ビットやそれ以上のビット深度を選べばよい。

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目黒天空庭園と大橋図書館

建国記念日は私の誕生日でもあるわけだが、上の子の発案で、私に「読書の時間」をプレゼントしてくれることになった。日中に落ち着いて本など読めるとしたらそれは幸せなことである。ということで大橋図書館へ。全例E-M10とM.Zuiko 25mm F1.8もしくはBCL0980。

ここに来ると外せないのは、目黒天空庭園である。首都高に入るランプの屋上部分が公園になっている珍しい公園。ループの真ん中には多目的広場もある。
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モノクロ写真はカラーフィルタを当てるのが楽しい

モノクロ写真の醍醐味のひとつは、表現意図に応じた露出設定や加工をすることで被写体の陰影を引き立てられることにある。そして後処理でコントラストを上げると印象的な画像に仕上がることが多いという話を前回の記事に書いた。今回は、カラーフィルタの選択についてちょっと探ってみたい。

白と黒の間の輝度の濃淡だけで全てを表現するモノクロ写真なのに、カラーフィルタを適用するとドラスティックに印象が変わるという逆説的なところが、ちょっとしたエンジニアリング魂を揺さぶらないだろうか。白黒フィルムで撮影するのであれば撮影時につけた物理的なカラーフィルタの効果やフィルムの感光スペクトルの特性を後から変えることはできないが、デジタルのカラー画像をグレースケールに変換する過程においては、無限の種類のフィルタを後処理で適用しながら、表現意図に応じた最適な効果のものを選択できる。しかもフィルムの場合はフィルタによって減光率が変わるので露出の調整が面倒になるらしいが(やったことないので詳しく知らないけど)、後処理でやるならそういった調整は全く必要ない。カラー写真がうまくとれていさえすれば、そのポテンシャルを生かしたモノクロ画像が得られる。

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モノクロ写真のいいところ

写真撮影が趣味の人のいくらかはモノクロ写真を好んで撮るらしい。一般的なデジカメだとカラー画像を撮影してからグレースケール変換をかけて最終出力を得ているわけで、情報の質という意味でモノクロ写真が優るということはありえないのだが、でもやっぱりモノクロ写真ならではの良さを求めてその変換を行うようだ。色がないおかげで陰影に意識が集中するので立体感が堪能しやすいとか、色がないおかげで実際はどんな色だったのかを想像させる余地が生まれるとか、まあとにかく色を捨象するという一歩進んだ抽象化を選択しているということらしい。なんか格好いいので私もやってみたくなる。

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