かけっこ教室とランドセル

下の子は体が小さい割に足が速いので、目黒区のかけっこ教室に通わせている。実技の様子を見ていると、やはり同じ学年の子達の中ではかなり速い部類に入るような気がするし、何より楽しんで取り組んでいるのが良い。こう見えて体育会系の性格なのかもしれない。
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講習の最後に行われた50m走の計測結果は、10.4秒であった。小学校3年生女子の平均が10.33秒とのことなので、年長児で何の訓練もしていない割にはかなり良い感じだ。家や出先でいつもふざけて追いかけっこしたり相撲技をかけたりしているのが地味に効いているのかもしれない。いずれにせよ、特技があるのは素晴らしいことだ。それだけでも自信がついて他のことも真っ直ぐに取り組んでくれるかもしれない。願わくば、お片付けも爆速でやってほしい。
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先日、随分前から注文していた下の子のランドセルが届いた。この甘えん坊があと3ヶ月で小学生になるのかと思うと感慨深い。最近になって、幼稚園でも家でも「もうすぐ小学生なんだから〇〇できるよね」作戦が始まって、徐々に自律性が身についてきている。このランドセルがその後押しになることを期待したい。
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本人と相談して決めたのだが、工房も色も全て上の子と同じランドセルを購入した。実は姉をかなり深く尊敬しているのが垣間見える。間違えやすいから色くらい変えたらいいのにと誘導したが、彼女の意思は固かった。姉や兄に引っ張られてアイデンティティが形成されるってのはいかにも妹や弟の人生だなぁと、微笑ましく見てしまう。末っ子である私と下の子の性格はかなり似てくることだろう。ちびまる子的というか、努力しないで勝ちたい症候群というか。
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ランドセルは別のところで買ったのだが、近所の土屋鞄の店舗で行われている革細工のワークショップに参加してペンケースを作って来た。その際に店内に展示されているランドセルの皮を撫でながら、「やっぱ馬皮は艶が違うね」などとコメントしていたら、実はそれはクラリーノだと告げられて、子達の前で狼狽した。
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今週末は特に遠出の予定を入れなかったので、家でまったり過ごす時間が多かった。上の子は近頃伝記に夢中なので、図書館でせっせと借りては読ませている。区のかけっこ教室も図書館もコスパが最高。健康で文化的な生活。本革と合皮の違いくらいはわかる大人に育って欲しい。
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