OM-D E-M10のセンサーとLightroomの組み合わせでどんな絵がでてくるかを前回の記事で見てみたが、同じ現像ソフトウェアでも設定によって全く異なった絵を出力できるわけで、デフォルトの出力だけ見るのはあまり意味がない。それなりの設定をした上で自分の所望の出力が得られるかが重要なのだ。Lightroomでは、Camera Calibration - Profileの項目をいじると手軽に仕上がりを変えることができるので、まずはそれを試してみよう。これはNeutralの例。デフォルトよりコントラストが強く印象的な絵になる。
晴天下の芝生と建物。Olympus ViewerのNatural。
Lightroomのデフォルト。
LightroomのNatural。
LightroomのPortrait。
LightroomのVivid。
LightroomのMuted。
この例だと、Olympus ViewerのNaturalに最も近い絵はLightroomのNaturalだ。コントラストがOlympus Viewerの方が弱いのだが、それは撮影時に私の好みでコントラスト-1の設定にしていたのが反映されているからだ。それを差し引けば、今まで慣れていたOlympus Viewerにかなり近い色味がLightroomでも得られそうな感じだ。LightroomのデフォルトはOlympus Viewerよりもコントラストも彩度も低く、軟調な感じの仕上がりになるっぽい。
曇天下の人物。Olympus ViewerのNatural。
Lightroomのデフォルト。
LightroomのNatural。
LightroomのPortrait。
LightroomのVivid。
LightroomのMuted。
この例だと、Olympus Viewerに近いのはLightroomのデフォルトの方だ。LightroomのNaturalはコントラストも彩度も強すぎる印象がある。やはりコントラストをちょっと下げた方が私好みだ。
LightroomのNaturalが好ましいことがわかったので、以下、LightroomのデフォルトとLightroomのNaturalを並べまくってみる。まずは晴天下のバス。やはりNaturalだと空の色がオリンパス的になる。
ビル街と路面電車。空に同じ傾向が見られる。
晴天下の空と海と橋と活動家。やはりNeutralは空がオリンパス的でよい。にもかかわらずOlympus Viewerと違って暗部の脱色がない。
橋のケーブル。デフォルトのマゼンタ寄りの空と、比較的淡い色の橋。それと対照的なNaturalのグリーン寄りの空と濃い赤の橋。
薔薇の花と葉っぱ。色味はほぼ同じだが、やはりNaturalの方はコントラストが高すぎる。もうちょい下げて運用したい。
Olympus ViewerからLightroomに乗り換えるにあたり、色味の好みに関してはプリセットのプロファイルを適用することで全く問題なく調整できるということがわかった。そのためにプロファイルを作っているのだから当然といえば当然なんだけど。私個人としては、Naturalをベースに少しコントラストを下げてやることで所望の結果が得られそうだ。それにしても、LightroomのデフォルトはオリンパスのRAWファイルに適用するとマゼンタが強すぎる感がある。そんな色の空は普通ないだろ。
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