豪鬼メモ

一瞬千撃

RX100とDW-6ワイコンで広角22mm その弐

前回の記事で紹介したマグネット着脱式ワイコンは、大変便利ではあるが、倍率色収差が強めに出るという問題を抱えていた。ググってみるとケラレの心配をしている人が多いが、周辺部の像の流れや色収差の問題も考えるべきだ。それらは絞っても解決できないからより厄介だとも言える。

RX100の鏡筒とDW-6の間にマグネットを挟むことで1mm強の隙間ができるのが悪影響を及ぼしているのではないかと思ったので、マグネットを取り外して密着させた場合にどうなるかを実験してみた。


自室を撮影して右上を拡大してみた。右がマグネット付きで撮影したもの。左はマグネットを外して密着させて撮影したもの。

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明白にわかるように、密着させると色収差がかなり減る。やはりマグネットによる隙間がかなり悪影響を及ぼしているらしい。密着させると画角も少し広くなるので、密着させた方が確実に得だということがわかる。

ここまで違うと、マグネット方式は捨てざるをえない。他の人がやっているように、リコー純正のアダプタを活用する方式に乗り換えた方がよさげ。うーん。惜しい。

密着させた状態で外の風景を撮ってみた。色収差がほとんど目立たないようになってる。

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せっかくのDW-6の実力を生かせていないのはもったいない。もうちょい工夫してみたいところだ。その参に続く。

RICOH ワイドコンバージョンレンズ DW-6 172790

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