子供達が通っている英語学校のクリスマスパーティの送迎の間の待ち時間で、九品仏浄真寺の紅葉を見てきた。手軽に見事な紅葉が見られて素晴らしい。
参道からしていい感じの雰囲気が出ているのだが、人の往来が激しくて嫌な予感。こりゃシャッターチャンスを待つのに忍耐がいりそうな気配。それでも出来るだけ頑張る。
山門の向こうに紅葉というシーンを撮りたかったのだが、どうしてもそこに人が入ってしまう。30分くらい粘ったけどクリーンな構図は得られなかった。
境内にも紅葉がたくさん。しかし色や枝ぶりが見事な木には見物客が群がるので、やはりクリーンな構図を得るのは難しい。一ヶ所で粘るよりも、いくつかのポイントをあらかじめ定めておいて、そこを定期的に回ってチャンスがあれば押さえるというスタイルの方が自分にストレスがなくてよさげ。良いスポットで粘り続けても、自分の存在が他の撮影者を呼び込んでしまう効果もあるらしく、成果は得られない。そして、混雑が一定以上になったならもうクリーンさは諦めるしかない。
今回の気づきとしては、日陰にある紅葉はどんなに頑張っても日向のそれほどは鮮やかに撮れないってことかな。後処理で彩度を上げるのも一案だが、やっぱ変になってしまう。それよりはくすんだこの色の方がマシ。
日がちょっと入るところはこんな感じで美しく撮れる。多くの人は紅葉の美しい部分の「どアップ」な構図の写真を撮っていたが、それだとどこで撮ったかよくわからんので面白くない。でも引いて撮ると主題が曖昧になるし群衆が入り込んでしまうので悩ましい。
紅葉ついでにいくつかある建物も巡った。浄土を九つのランクに分ける九品浄土なる思想に基づいて、この寺には9体の阿弥陀如来像が祀られているのだが、なぜか頭髪が青い。調べたところ、如来の螺髪は本来群青色で表現することになっているそうな。
本堂にも入れるし写真撮っても大丈夫な寛容さがまたナイス。本尊は釈迦如来でこちらもなかなかハンサムだが、なぜか髪が青くない。コンシステンシーとかあんま関係ないらしい。
個人的にはこの閻魔大王像がツボ。帽子に「王」って書くデザインを考えた奴は天才。なかなかの自己主張だなと。
クリスマスパーティのあとは、お待ちかねの、お菓子の家作り教室。スクールの近所に住む先生による本場ドイツ風のジンジャーブレッドハウスを教えていただいた。ジンジャーブレッドと各種お菓子は用意していただいたので、あとは組み立てていくだけ。
とはいえ、ずれたり崩れたりしないように組み立てるのはなかなか難しく、先生の指導がないと成功しなかったかも。エクステリアはもちろん、インテリアもお菓子で可愛く作るのが面白い。見えない内部に美は宿る。
いろいろ話し合いながら飾り付けを進めていって、なかなか素敵なものが組み上がってきた。これ全部お菓子なんだぜ。
最後にパウダーシュガーで雪を降らせて完成したのがこれ。ここまでうまく出来るとは思わなかった。さぞ良い思い出になったに違いない。思い出が人間を作るって言うので、こういう体験も大事にしていきたい所存。
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