「毎年秋になると落ち葉がたくさん落ちるのに、森が落ち葉で埋もれないのはなぜか?」という問いに答えるというZ会の課題を解決すべく、林試の森に行って来た。「落ち葉を食べる動物や落ち葉を養分とする菌類によって土に還されるから」という回答を大人は知っているが、それに自分から気づけるようにうまいこと誘導する趣向である。
この課題はなかなか深い洞察を導いてくれて大変良いものだと思う。小学校2年生にはまだ理科の授業がないのだが、本で読んで食物連鎖の話くらいはうちの子も知っている。生産者である植物とそれを食べる一次消費者である動物、さらにそれを食べる高次消費者である動物達という構図に注目が行きがちだが、そのいずれもがはいずれは死んでその遺骸は分解者である微生物達に食べられることになる。バイキンだハエだダニだと忌み嫌われる「下等生物」達がいかに重要な位置を占めているかをこの機に学んでほしい。それもあって、半日時間を割いて土の観察に勤しんだ。観察ノートを持って公園のいろんな場所をひたすら掘り返す。
いい感じの朽木があったので掘ってみた。この大きな木でさえ年月とともに土に還るということを実感していただく。中がスポンジみたいに柔らかくなっているのに驚いていたようだ。分解途中のものは、腐っているが、汚いわけじゃないということを力説しておいた。そして、ムカデやクモやゴキくらいでキャーキャー騒ぐんじゃねーと。
ダンゴムシやらミミズやらハサミムシやらの定番の動物達と、小さすぎて気づきにくいがカビとかキノコとかが土に生息していることをきちんと確認できた。要点は、表面の落ち葉の層からどんどん深くなるに従って分解が進んで構造物が細かくなっていくこと。
帰ってからネットで調べて要点をおさらいしつつ、簡単なレポートを作成。頑張ったご褒美に、手作りアポロの会。
翌日は、待ちに待った小貝川ポニー牧場の親子まつりに参加した。いつもお世話になっているハーモニィセンターによる文化祭的なイベントで、学生のお兄さんお姉さん達と一緒に外遊びをしたり工作をしたり乗馬をしたり料理をしたりできる。親子まつりというだけあって親も参加できるので、家族みんなで遊んで来た。
久しぶりに外乗をさせてもらったが、秋晴れの景色を高い位置から堪能できてとても気分がよかった。下の子もかなり慣れた感じで乗っていた。
その他にもいくつかあるプログラムの中で、私はグリとグラのでっかいカステラ作りに参加。グリになりきって卵を割ったり生地をまぜたり、そして焼きあがったカステラをおかわりしまくったり。子達はフォトフレーム作りや染物に挑戦していた模様。
今回特に印象に残ったのは、ゲーム大会で選手に選ばれた下の子が、意気込みのインタビューの際に大勢の前で元気に挨拶できていたことだ。多人数に注目されると恥ずかしがってグニャグニャしてしまうあの子が、「ハルキです! 頑張りますッ!!」と声を張り上げてくれた。それを見られただけでも、はるばる茨城まで来た甲斐があったなと。しかし、万歩計をつけて高速足踏みして歩数を競うというその競技の結果は散々なものだった。途中で万歩計が落ちてしまい、大泣き。子供の成長は行ったり来たりだ。悔しいことや困難なことを乗り越えて成長するというこの団体のコンセプトを祭りの場でも実践する優良参加者。
ということで、秋を満喫した週末であった。子達にいろんな体験をさせてやろうと日々奔走する当家だが、やはりハーモニィのイベントの濃さにはかなわないな。企画の面白さや練られたオペレーションもさることながら、お兄さんお姉さん達の全力投球にほだされるのか子供も大人も全力になってしまうのが素晴らしい。スタッフやカウンセラーの皆さまには改めて感謝したい。
週明けは一気に冷え込んで冬の始まりを感じてしまってつらい。チャリ通がそろそろ厳しい季節になってきた。うーん。しかし、私も困難なことを乗り越えて成長せねば。
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