雨の日の過ごし方

行楽シーズンなのに雨続きで残念ではあるが、子達はそれでも元気だ。ビニールの風呂敷を渡すと、上の子は魔法の絨毯ごっこを、下の子はウルトラマンごっこを始める。盛り上げるためには風や怪獣の役を親が買って出るのがポイントかな。全例M.Zuiko 25mm F1.8。この一枚は被写体が浮き出る効果がいい感じに出てるかな。

下の子の芋掘り遠足も雨によって科学館訪問に変更になった。科学好きの子にはそれがかえってよかったらしく、やたら楽しみにしていた。鞄にお弁当をつめる姿が微笑ましい。

雨を少しでも楽しんでもらおうと、虹模様の傘を買っておいた。持たせた途端に上機嫌になり、「虹の国から来ました！」などと言ってスキップしながら出かけて行った。原宿のasokoで700円だったかな。コスパの良い買い物だった。

雨の日には当家は図書館に行くことが多い。Amzonプライムに入らなくてもタダで本が読み放題。本を読む以外にすることがないというのがポイントで、放っておけば勝手に読書に耽ってくれる。バスや電車では騒いで注意されることのある二人も、図書館だとおとなしいので助かっている。

余談だが、電話ボックスの利用法を練習した。迷子になった時に役立つかもしれないので。昨今は電話ボックスを見つけるのが交番を見つけるより難しくなっている気もするけど。

家では読書とかドリルとかやっている時間が多いかな。当家にもテレビはあるが、ここ1ヶ月くらい電源を入れていない。テレビもゲームも酒もタバコも、なけりゃないで生活に全く問題ないし、ない生活に慣れさえすればその方が幸福度が高いと思う。以前は子供達の構って攻勢から逃れるためにテレビを使っていたが、最近は本で代用できるようになってきた。先日借りてきた、かあちゃんの取扱説明書という本がなかなか良かった。

一方で、自分が子供の時にはテレビとゲームと漫画しか楽しみがなかったような気がする。家でゲームができない時は友達の家に押しかけたり電気屋の試遊コーナーに行ったり本屋を渡り歩いて漫画を立ち読みしていた。それに比べると自分の子達はなんて健康で文化的なんだろうと思う。だからって立派な人間になるとは限らないし、地道に努力しても学歴や職歴や金が手に入る保証もないし、たとえそれらを手に入れても幸せになれるとは限らない。それでも、物知りになってこちらに薀蓄をたれてくる子供を私は持ちたい。

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