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豪鬼メモ

一瞬千撃

母の日

核家族である当家において母といえば妻であるわけだが、私の母ではないので、私が何かを計画する謂れはない。とはいえ何もないのもさびしいので、上の子に耳打ちしたところ、メッセージカードを作るということになった。前日夜に私の部屋を「お母さん入室禁止」にして準備。
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工作やイラストの注意点をいくつか指導してあとは放っておいたら、うまいこと完成していた。惜しむらくは、頑張って書いた英語が完璧ではないことだ。
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TL;DR, カードを渡したら喜んでくれたようだが、母の日としてはかなりダメな一日になってしまったという話。

昼から知人宅でホームパーティをして、食事と酒とお喋りで楽しく過ごした当家であるが、事件は帰ってから発生。ホームパーティの最中にスーパーボールくじをやって、子達と私は小玉を、そして妻だけが大玉をゲットしていた。そしてルンルンで帰宅したのだが、その際に下の子にスーパーボールを持たせていたところ、なぜか、大玉が自分のものであると思い込んでしまったのだ。したがって、大玉を当然のように占有して遊ぶ下の子。それを見た上の子は、「お母さんのスーパーボールを春生がひとりじめしている」と言って取り合いを始めてしまった。

いつもであれば、「それは春生(または夏生)のものかもしれないけど、みんなで仲良く使った方が楽しいよ」と諭して事態を収集させるのだが、今回はそうはいかない。下の子を除く全員の認識では、スーパーボールはお母さんのものであるから、下の子に対してスーパーボールの共有を提案するのは筋が違う。下の子のものかもしれないけど、という趣旨の話を上の子に聞かせるわけにはいかないのだ。しかし、下の子の認識においてはスーパーボールは自分のものであるから、そもそもお母さんのものなので、という趣旨の話をすると、自分のものを理不尽に略奪させるわけであって承服できるはずがない。事実関係としてはお母さんのものであるから、私と妻と上の子が一丸となってその旨を下の子に言ってしまったところ、彼女はさらに意固地になって泣きわめくばかりだった。「今日はなんの日だっけ?」「みんな仲良くした方がよくない?」などと語りかけても、泣く子には全く効果がない。妻に説得を任せても、今回はどうにもならなかった。そして皆疲れ果てて寝た。母の日なのだが。
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それにしても、人間の記憶というのは本当に当てにならないものだ。長期記憶は短期記憶の上書きを繰り返すことで獲得されるらしいのだが、その上書き操作の際の変質が積み重なって事実と全くことなる記憶が形成されてしまうことがあるそうな。人生最初の記憶なんて、だいたいは後付けで考えたもしくは誰かに語られた話をさも事実かのように認識しているだけって話だ。で、今回のケースでは、帰りの自転車の前籠に乗りながらスーパーボールを手に持って今日の楽しい出来事を追憶しているうちに、自分が大玉を当てたことになってしまったのだろう。もしくは、下の子が実は正しくて、残り三人の記憶の方が変質してしまった可能性もなくはない。人間の記憶は当てにならんのだ。

まあ、理屈をいくらこねても、母の日が台無しになってしまったという事実は変えられない。下の子を責めたところで事態が悪化するだけであることを大人はすぐ理解して対処法を切り替えているのだが、曲がった事が嫌いな上の子はそれでは納得していない。明日もまた揉めるんだろうなぁ。昨年の母の日もくだらないことで揉めたような記憶が。世のお母さん達は感謝に満ちた幸せな日を過ごしてくれているといいのだが。
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追記。スーパーボールの件は、話し合いの末に和解した模様。たった4人の家族なのだから、仲良くしないと仕方ない。ちなみに下の子は遮蔽訓練のおかげで弱い方の裸眼視力が0.6に上がった。その頑張りは思いっきり褒めておいた。
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