初めてなので無理もないのだが、本人に任せていたら現実的なテーマが全くでてこない。よって、図書館で「観察実験で遊ぼう」という本を借りてきて、そのテーマの一つを丸パクリしてやってみた。しかもど定番の、紫キャベツやその他の野菜の汁で酸性・アルカリ性への反応を見るというもの。まずは近所のスーパーで野菜を調達。子供に選ばせた体にしつつ、少なくとも紫キャベツと赤タマネギとレモンは入れるように誘導。全例E-M10とM.Zuiko 25mm F1.8。
酢と重曹を用意。これらは家にあった。
野菜を細かく刻む。「実験の成功より大事なことは、怪我をしないこと」と何度も伝える。
適量の水を加えて袋の中でしばらく揉んで、汁に十分に色がつくようにする。それから、袋の端にガーゼを入れてフィルタにして、角を小さくハサミで切って、コップ3つに分けて汁を出す。
そして、右端に酢を、左端に重曹を加えて、変化を見る。やっぱ紫キャベツは劇的に色が変わるのでよい。
各々の野菜でそれを繰り返す。野菜の他に、朝顔や紫陽花の花の汁でも良い反応が見られる。実験としては、反応がない野菜もあった方がよい。レモンは外皮のみを使うのがポイント。
大成功ということで、お祝いにかき氷を食べに行った。あとはレポートをまとめるだけ。紫キャベツの反応に関してはアントシアンという色素が関わっているのわけだが、そのあたりは自分で調べてもらおう。
撮影のコツとして、オートでなく手動でホワイトバランスを設定して事前に設定メモリに記録しておいた方がよい。そうしないと写真ごとに色味が変わってしまう恐れがある。絞りもF4やF5.6で固定した方がよい。さらに、後で気づいたのだが、木の机の上でそのまま撮るのはあまりよくなかった。白い皿の上に並べてやった方が色の変化が見やすかったはずだ。もっと言えば、完全な白色光の光源を用意すべきなんだろうけども、まあ厳密な試験じゃないからそこまで細かいことは気にしなくてもいいだろう。
この実験は小学1年生でも主体的に行えるし、色の変化で反応が直感的にわかるので、低学年の自由研究の題材としては最適なもののひとつだと思う。実験中に何回も野菜汁を床にこぼされて親はヘトヘトになったけども。あと、実験が終わった後に、余った重曹と酢を混ぜると、すごい勢いでシュワシュワが出てきて子供は狂喜乱舞。溢れるので風呂場でやるべし。
おまけ。碑文谷公園の動物ふれあいコーナーが再開しているので遊びに行く。科学と動物を愛する子に育って欲しい。
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