豪鬼メモ

一瞬千撃

秋のポートレート

E-M10で近頃とった中で、そこそこ写りのいいのをあげてみる。

M.Zuiko 17mm F1.8の作例。やっぱり広角だとフェイスアップを撮るとパースペクティブ歪みが感じられる。鼻がでかい。でも子供ならありかな。とはいえ、広角だと背景を入れる癖が自分についているので、フェイスアップとかのポートレート然とした例は少ない。
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M.Zuiko 25mm F1.8の作例。キープ写真の中ではフェイスアップで撮っている例が最も多い。つまりポートレートレンズとして使いやすいということだ。
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M.Zuiko 45mm F1.8の作例。ポートレートレンズのはずだが、キープ写真になる例が極端に少ない。人物の顔をアップで撮ることが多いのだが、背景が入らないので、表情がよく撮れていないと意味を持たないのだ。でも、薄い被写界深度でピントがばっちり合うとともに、表情が面白い瞬間できっちりシャッターを切れるという確率は、低い。要は腕の問題だが。
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ということで、家族のポートレートにはやはり換算25mm画角のM.Zuiko 25mm F1.8が鉄板であると再確認。下の子ばかり写っているのは、ちょこまか動く上の子の例は目にしっかりピントが来なくてボツになるのが多いからである。ていうかあげた例だと秋が全然関係ないな。うまい人は、外に被写体を連れ出してポートレートレンズのくそ狭い画角に秋を感じる要素を取り込めるのだろうが、まあ今後の課題ということで。

ところで、ズームレンズには、そのレンズ毎に最もよく解像する得意な焦点距離(focal length)があるらしい。また、ズームレンズでも単焦点レンズでも、そのレンズ毎に最も解像する得意なピント距離(focus distance)があるらしい。で、ピント合わせの機構として、レンズ群全体を動かす全群繰り出し式と、内部の小さいレンズだけ動かすインナーフォーカス式などなどがあるらしい。前者はピント距離による画質の変化が少なく均質な画像を得ることができる反面、オートフォーカスが遅いそうだ。後者はオーフォーカスが早い反面、ピント距離による画質の変化が大きいそうだ。私が持っている全てのレンズはインナーフォーカスなので、ピント位置による画質の変化が全群繰り出しよりは大きい傾向にあるということになる。本当だろうか。

いずれにせよ、レンズ毎に得意なピント距離というのがあるならば、それは具体的にどこなのか知りたいな。個人的な経験則としては、自分が持っているどの単焦点レンズも、バストアップで撮ったくらいの写真が最も解像している気がする。無限遠で最適化しているとかいう話もどっかで読んだんだけど、それとは矛盾するなぁ。ズームレンズであるM.Zuiko 14-42mm EZだと、遠景は問題ないけど近くを撮るとガッカリ画質だったりするので、無限遠最適説も説得力がある。レンズによって違うのかもしれんが、一般論としてはどうなのか。解像度のグラフを載せているサイトがよくあるけど、ピント距離毎に測定しているグラフは見たことがない。実際上ピント距離による解像度の変化は無視できるからなのかもしれんけど、それなら全群繰り出しって何なんだよって話になるわけで、謎は深まるばかりだ。