豪鬼メモ

一瞬千撃

ポートレートに合うレンズ

ポートレートには換算85mm付近の中望遠レンズを使うのが定番とのこと。理由は主に2点で、被写体とカメラマンの距離が4m前後になって丁度いいということと、画角が狭いとパースペクティブ歪みが少ないので顔や体のパーツが整って見えるということらしい。望遠気味な方が確かにいい感じなポートレートが撮れるという実感は自分にもある。ただ、一般人が家族や友人を撮る際には、その両者とも別に気にしなくていいことが多いだろう。家族や友人であれば1m以内に近づいても緊張したりはしないし、レフ板なんて使わないのでそのために離れる必要もない。パースペクティブ歪みに関しては確かにあるが、ちょっと鼻や額が拡大されて写っていたりしても別にクレームをつけられたりはしないだろう。ということで、レンズを変えつつポートレート的な写真を撮った場合の使い勝手を確かめてみたい。換算28mmや35mmの広角レンズや換算50mmの標準レンズでクローズアップポートレートを重点的に撮ってみよう。例によってカメラはオリンパスOM-D E-M10。

スイカを頬張る子。換算50mmのM.Zuiko 25mm F1.8。ここまで寄っても普通に可愛く撮れているし、特に歪んだ感じもしない。
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チリリン広場。同じくMZ 25mm。標準画角とか言われるだけに、自然である。
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続いて換算28mm。M.Zuiko 14-42mm EZの広角端。手前の目と後ろの目の大きさがかなり違っていたり、鼻や口がでかくなるあたりにパースペクティブ歪みを感じる。むしろ臨場感があっていいんじゃないかとも思うが、子供はどう撮っても可愛いというのを差し引くと、やっぱイマイチな写真になるのだろう。
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換算34mmだとどうか。M.Zuiko 17mm F1.8。換算28mmに比べてパースペクティブ歪みは穏やかというか、違和感がない。やっぱり使いやすい。ていうかそもそも我が子たちは右目より左目の方がやや小さい。自分と同じだ。
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もういちど換算50mm。MZ 25mm。安定の見易さ。
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そして真打登場。換算90mmのM.Zuiko 45mm F1.8。やはり、これぞポートレートって感じの写真になりますな。食事中に適当に撮っただけだけども。
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結論としては、広角や標準画角でクローズアップを撮っても別に違和感はないけれども、比較するとやっぱり中望遠で撮った方がそれっぽい写真にはなる。でも中望遠になると構図を整えるのもピント合わせも難しくなるので、やっぱ標準画角でいいんじゃねと。見返してみてキープ率が高いのはやはりMZ25mmの写真なのだ。冒頭のスイカの写真は自分のお気に入りである。

標準レンズや広角レンズで気をつけるべきなのはパースペクティブ歪みで、それは被写体の顔を画面端に置きすぎると顕著になる。ただ、日の丸構図か三分割構図あたりの位置に顔を持っていくという普通の取り方をしていればそんなに歪みが気になることはないと思う。換算28mmでクローズアップを撮ると鼻がでかくなるが。あとは、広角になるほどに周囲に映り込みが入りやすくなるので、多く背景を入れられることとのトレードオフではあるが、撮影時に気をつけたいところだ。